2109_ぼくらの亡命ok

2109_ぼくらの亡命ok

▼監督メッセージ
2015年から1年かけて撮りためて作った自主映画です。今も聞こえる戦争の足音を、恋愛映画におきかえて描きました。自らを最悪のほうへ追い込んでいく屈折した人間でも、誰かと繋がっていたいと強く想うものです。そんな思いをこめて作りました。

▼シノプシス
東京郊外の森でテント暮らしをする昇は、公園でもみ合っている樹冬に目を奪われる。樹冬が男を刺した。引きこもりのホームレスと美人局の片棒をかつがされる女の楽園探しが始まる。吐きたくなるほど愛されたいんだ!

▼スタッフ・キャスト
脚本・監督・美術・録音・音響効果・整音・編集:内田伸輝 
撮影監督・スチール・美術・衣装・メイク:斎藤文 録音:新谷寛行 音楽:Yamikurae[Jacopo Bortolussi, Matteo Polato] 制作:斎藤文・内田伸輝 共同プロデューサー:日下部圭子 プロデューサー:斎藤文 内田伸輝 製作:映像工房NOBU 配給:マコトヤ

出演:須森隆文 櫻井亜衣 松永大輔 入江庸仁 志戸晴一 松本高士 鈴木ひかり 椎名香織 森谷勇太 高木公佑

2017年/115分

©映像工房NOBU

▼監督プロフィール
内田伸輝
1972年生まれ、埼玉県上尾市出身。
ドキュメンタリー『えてがみ』でPFFアワード2003審査員特別賞、香港国際映画祭スペシャルメンション授与。国内外多数の映画祭で上映される。
初長編劇映画『かざあな』は、第8回TAMA NEW WAVEグランプリ、ベスト女優賞をW受賞、ひろしま映像展2008グランプリ、企画脚本賞、演技賞をトリプル受賞、PFFアワード2008では審査員特別賞、バンクーバー国際映画祭コンペティション部門で上映。
2010年『ふゆの獣』は第11回東京フィルメックス最優秀作品賞を受賞、ロッテルダム国際映画祭コンペティション部門、香港国際映画祭、台北映画祭など国内外多数の映画祭で上映され、2011年7月、テアトル新宿他にて全国劇場公開される。
2012年長編映画『おだやかな日常』(監督、脚本、編集)長編劇映画4作目となる『さまよう獣』が2013年連続で全国劇場公開され、『おだやかな日常』は釜山国際映画祭にてワールドプレミア上映後、東京フィルメックス、ロッテルダム国際映画祭、テッサロニキ国際映画祭他、国内外多数の映画祭で上映、2013年10月に台北(台湾)にて劇場公開される。2014年6月、カナリア諸島地球環境映画祭2014にて最優秀作品賞。
『おだやかな日常』『さまよう獣』のDVDは、TSUTAYAなどでレンタル中。
2016年長編映画『ぼくらの亡命』(監督、脚本、編集)が第17回東京フィルメックス コンペティション部門、第7回サハリン国際映画祭 コンペティション部門で上映。2017年7月、ユーロスペース他にて全国劇場公開。
2020年夏に撮影した長編映画『女たち』では監督、脚本、編集を担当。
2021年4月22日より開催の第43回モスクワ国際映画祭 メインコンペティション部門にノミネート。5月21日よりTOHOシネマズシャンテ他にて劇場公開。

監督Q&A
Q.(映画に限らず)影響を受けた作品やクリエイターは?
映画監督では、黒澤明監督、エミール・クストリッツァ監督、ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督。絵画では、フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ氏。小説家では、宮部みゆき氏、村上春樹氏の影響を受けています。

Q.関心のあるテーマは?
自分の映画に共通してあるテーマは、「依存」です。人と人との関係、社会と人との関係、人と物との関係、人は良くも悪くも何かに依存して生きていると思っていますし、その依存による様々な感情を映画に描きたいと思っています。

Q.映画づくりでこだわっていることは?
俳優が、リアリティを保ちつつ、演技で感情を溢れ出させる方法を常に考え、映画を作っています。また俳優やスタッフが映画作りに集中しやすい現場を目指し、日々模索をしています。

Q.注目している監督は?
ダルデンヌ兄弟の監督作が大好きで、新作が日本で公開されるたびに劇場へ観に行ってます。

Q.映画の中のキャラクターとして生きるとしたら、どの映画の誰がいいですか?
自分が作る映画は、過酷な状況ばかりなので、どのキャラクターとして生きるのもシンドイのですが、他人の映画でしたら、『フォレスト・ガンプ』の主人公のように、素直に力強く生きて、色んな所へいってみたいです。

Q.居心地の良い場所はどこですか?
多摩川の土手や九十九里浜でのサイクリングなど、最近は自然のある場所に、居心地の良さを感じます。

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